一杯のコーヒー(Ⅲ完結編)

さて、目的地には着いたものの、何処で風呂敷を広げるのか。

さっき通り過ぎた野外コンサート場、何て言ったっけ「テアトロン」とかなんとか。

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丁度、券売所らしきところが、広くて平らになっているし。

作戦を展開するには、もってこいの条件だ。

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秘密兵器が、バイクの車体で隠れるようにセットする。

これは一般の人に知られてはならない、超極秘任務なのだ!

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まずはポンピングの後、バーナーに火をつける(燃やすんじゃないですよ^^;)

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火の勢いが、よくなったら、コッフェルの蓋に水を入れて沸かす。

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コーヒー豆をなんでしたっけ?「小川珈琲店」のなんちゃら(みやさんのパクリ^^)ブレンドを用意する。

つまり、紙のようなもので出来たフィルター容器をマグカップの上に載せるのだ。

これは、結構神経を使う(まさか)

通常、センター出しに小一時間ほど見込まれるが、そんなことをしていたら、お湯が蒸発して無くなってしまう。

なんとか5分以内で治めるのだ(それでも掛かりすぎ^^;)


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セットが完了すれば、重量バランスに気を使いながら、珈琲を積み上げなければならない( ̄Θ ̄;

僅かな狂いも許されない。

見た目には適当に載せているように見えるが、かなり綿密な計算により割り出されたものであることを付け加えておこう。

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お湯が沸いたら、少量だけ粉の上に載せて豆を湿らすのだ。

こ!これは?

なんという高度な技術を要するのだ( ̄д ̄;

昨日今日コーヒーを入れ始めた素人に果たして勤まるのか???

だか、指名されたからには逃げるわけにはいかない(オトコとして)

君ならきっとできる、そう信じている!

落ち着いて事を成せば、必ずうまく行く。

いつだって、そうしてきたじゃないか。

自分に言い聞かせるように、そっとお湯を注ぐ。

そう、少しだけ。

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そして、30秒待つのだ。

じっくりと熟成させる。

焦ってはいけない。

なんでも、そうだ。

時が解決してくれるのだ。

そう、時間というものは魔法のようなものかもしれない。。。


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最後に残りの一気にお湯を注ぐ。

手持ちの水は500cc

マグカップの容量は220cc。

コーヒー豆が吸収する水分は計算によると28.986ml

沸騰させるまでに蒸発する水分は33.3339mlのはずだ( ̄^ ̄

予備の水は237.1857ml

したがって、200.4944mlのコーヒーが出来上がる予定だ。

なんと、完璧な計算!

いや、外温の差による膨張分を失念してしまった( ̄д ̄;

こ、この俺としたことが _l ̄l○lll ガクッ

あふぉな妄想をしているうちにコーヒーは出来上がったようだ(笑)

さすが、小川なんちゃらブレンドは・・・


















・・・素人にはよくわからん(^^;





重要任務は無事に終了したので、早々に引き上げることにする。



今回の教訓「寒い日の屋外での紙フィルターのコーヒーは、飲む前に冷えてしまう。」

あと、帰りにディラーに寄って飲んだタダのコーシーと、どちらが美味しいかわからなかった(^^;

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ディラーからの帰り道、いつもの橋の欄干です。

那須与一TT250R編