漢の厨房(屋外編)

人気の無いバーベキューハウスでTTRを止めて準備に掛かろうとするが、やたら、クルマの往来が多い。

トイレに行って帰ってみると、ワゴン車から男二人30代と50代に見える、と同じく50代の女の人が降りてくる。

その中の50代の男の人が話しかけてきた。

「ここは初めて来るがいいところですなぁ。この先は走っていけるんですかな?」


「あぁ、道はダムの周りをぐるっと回ってますよ。ただし、舗装しているのはこのあたりだけで、すぐにダートになります。」


「この車で行けますか?」

「硬く締まってますから大丈夫でしょう。」

この人たちは後ほどですが、ダムの下のほうで、テーブルを広げて食事をしてました。

さて、邪魔者が居なくなったので、道具を広げることにしよう。

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バーナー、よし!

コッヘル、よし!

水(名水ではない)よし!

ラーメン、よし!

そして、忘れてはならないのが・・・お箸である。

これを忘れると大変惨めなことになる。

みなさん、変なご期待があったとは思いますが、残念ながらそんなチョンボをする僕ではないのだ( ̄Θ ̄

っていっても、出かける前になって気がついたのですが(^^;


ラーメンに必要な水は30cc弱、でも、1.5リットル持ってきている。

なぜか?

火災が起こりそうになったときの初期消火用?

喉が渇いたときのための飲料?

儀式のため?

いや、容器がこれしかなかったのだ(^^;

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まずは水を沸かして沸騰させる。

これには時間が掛かる。

その間、暇である。

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ふと見るとカメムシ?こんな時期に(色が茶色いが)

おいおい、こんなところで臭い屁をこくんじゃないやろうな?

刺激すると危ない。

ここは黙って機嫌よく立ち去ってもらうしかなさそうである。

幸いにも重い足を引きずりながらも彼は、いずこかへ消え去って行ったようです。

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今日の麺は「徳島ラーメン」何杯食べてもうまいんじょ

って、何倍も食べれるかっ!つぅの。


↑よくみると「何回・・・」って書いてあった(^^;

勘違い

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マグカップがあるが、コーヒーはない。

忘れたわけではない、最初から持ってこなかっただけだ(どう違うのか?)

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お湯が沸いたので、ラーメンから袋・・・いや、袋からラーメンを取り出す。

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なべが狭いので、全体がいっぺんには浸からない。

片面ずつ、浸していって柔らかくなったら別の面を浸す。

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そのうちに、どっぷりと浸かるようになる。

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湯気で眼鏡が曇る(作為的に見えるかもしれないが、ワザとしていないわけではない^^)

今回は野外なので説明書は一切見ていないが(??)確か、3分のはず。

しかし、早めに切り上げても食べるまでに時間が掛かるので差し障りは無い。

むしろその方が美味しく食べられることもあるのだ。

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火を止めてから(たしか、説明書にはこう書いてあるはずだ)スープを入れる。

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かき混ぜて出来上がり。

ダムの景色をバックに孤独な厨房、ラーメン編でした。

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帰りは県道1号線、大坂峠。

苔の生えた、つづら折の道で、海が道路の右側になったり、左側になったりする。

県道2号線とともに是非、岡山のみやさんにご賞味いただきたい道のひとつである。