HRT特別訓練(後半)

猪の鼻トンネルの手前を上がるとそこは、別世界が拡がるそうな(ainoueさんの談)
確かに、入ったとたんミラクルな光景に遭遇した。
とても僕の文学力いや、(そんなものは元からない)語学力または言葉で表すことは不可能に近い。
是非、ainoueさんまたはkentoさんに期待しよう(笑)

気を取り直して、いや、気にせずに我々の部隊は体制を整え、山中ゲリラ戦のフォーメーションを維持しつつ奥深く進軍する。
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今回の攻撃目標はあの隊長でさえ、足を踏み入れたことがない未知の世界である。
どんな、結末になるのか、想像だにできない。

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途中、古びた民家らしきもの数棟が道沿いに並んでいるのを発見、敵が潜んでいるかもしれないので、緊急停止し、各隊員は調査を開始した。
なんとも、昭和の初期の農家を思わせるたたずまいではあるが、よく見ると入口はカラーサッシが付いていたりする。
敵の罠か、かく乱戦法か?警戒レベルを「非常に高い」に引き上げ、敵の反撃に備える。

隊長の説によると昭和38年に猪の鼻トンネルが開通し、国道は新しいルートとなったため、この道は使われなくなった。
この施設はそれまではドライブイン(峠の茶屋)だったらしく、屋外のトイレは横並びに設置され、建物の前は縁側が広く設置されている。
おそらくは絣の着物を着た、姉さん頭に頬の赤いおぼこい娘さんたちがお盆にお茶やお菓子を運んで旅人を接待をしていたと想像できる。
その娘さん達こそ、まさに世を忍ぶ仮の姿であり、街の中では人ごみに紛れる「影」田舎では地域に根付く「草」と呼ばれた忍びの者「くのいち」に違いない(妄想)
本来ならば、建物の中に押し入って、その犯行現場を取り押さえるべきところ、周到な罠に掛かって苦戦することが明白であるため、ここは暫く泳がせてみる(その場では気が付かないふりをして、ホシが下手な動きをして証拠となる行為をするまで待つ)ことにする。

そうと決まれば長居は無用だ。
現状の状態をデジカメで確保し、早々に立ち去るがよかろう。

kento隊員のツーリング末法(マップル)でポイントを確認する。
ここは民間人のハイキングコースとも一部重複している。

映画、「人間の証明」にもあったが、我々特殊部隊(いつから特殊部隊になった?)は任務中に里の人と遭遇することは許されない。
ルートは慎重に選択しなければならない。

※「人間の証明」ではなくて「野性の証明」でした。
訂正とお詫び申し上げますm(__)m10/24

唯一つ、残されたルート。ここしかない!
がしかし、この細道はどこまで続くのか?両側に生い茂る草の丈は人の身長を超えていて、どこに敵が潜んでいてもわからないくらいだ。
一瞬開けたところがあり、現在位置確認と偵察のため当然停止する。

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なにもないようなので、更に奥に入るが、先行車は数々の水たまりや石ころによる地雷攻撃に苦戦しているようだ。
木の枝によるラリアット攻撃はヘタにかわせばバランスを崩して自滅するか、はたまた避け損ねて地雷の餌食になるがか。
さりとて、まともに受けるとダメージが大きい。
ここでは蜘蛛の巣による波状攻撃がないのがせめてもの救いか?
やがて部隊はジャングル戦に突入する。
静かだが、昼間でも薄暗くて不気味な雰囲気である。
しかも、中途半端な木漏れ日に目を眩まされ、格子柄が動いている様な状態のモノトーンの路面は正確な状態の把握を邪魔され、地雷攻撃をいいように受けている。
一部崩落による落とし穴もあり、ここは単独による行動は危険であることがわかった。
そして最後は今まで影を潜めていた蜘蛛の糸がキラキラと木の葉の隙間から差し込む光を受けて揺れている!
子供の背丈ほどの高さで、横並びに数本、太くて頑丈そうな蜘蛛の糸が憔悴した我々探検隊をあざ笑うかのように待ち構えていたのだ。

なむさん!
隊長は勇敢にも真っ先に撃って出た!
この難関を自ら勢いとその勇気でもって、我々に手本を示したものだった!
続いてkento隊員もリンボーダンスで巧みにこの危機を脱した。

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最後は撮影係の出番だったが、うまく撮れなかった(ピンボケである・・・いつものことだが)

が、かくして我が部隊は間一髪!敵の追撃をかわし無事、脱出に成功したのであった。
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重要任務を終えた我々の行き着いたところは極楽?いや、箸蔵寺のロープウェイの終点であった。

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そこで隊員1号には自分の本隊より夕刻よりの作戦に参加するように招集命令があり、隊員2号は当初予定していた午後よりの本部の守備への参加が遅れる旨の報告をしたところ、大目玉を喰らったようだ(すいません、我々のせいで)
kento隊員(2号)は即刻離脱、急いで帰還しなければならない。隊長もベースキャンプにて次の作戦が控えているようだ。

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隊長と隊員1号は昼食ののち作戦終了、解散とする。

以上

最後は○スト○プロダ○ツの駐車場で見かけた珍しいクルマ。

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