孤独な林道探検Ⅰ-3(完結編)
さて、捜索隊は(いつから救助隊に?)新たなルートを発見した旨を本部(そんなもん、あるのか?)報告し、早速未知の世界へと奥深く進入を試みる。
予想通り、川股池の横は林道の入り口、しかし、通行止めであったΣ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
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引き返して、元の道をそのまま奥に進むと未舗装路に、しめしめ( ̄ー ̄+キラーン
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断腸の思いで引き返す途中、脇道あり。
が!そこは一般民家( ̄□ ̄;)
香川ではこのパターンは非常に多い。
農家なので、たいていは母屋の前が広くはなっているが、あまり山の中の農家ですとUターン出来るほどスペースがない場合もある。
中にはセキュリティのため、獰猛な犬を放し飼いにしてたりする可能性があるので注意が必要だ。
それになにより、家の人が出てこられたら、さぞ、気まずい思いになるであろう、ということが予想される。
が、実際に遭遇することは稀であろう。
日中は山に出かけているのか?昼寝をしているのか?
経験上、道端の家では人に出会う可能性が高いが、脇道のような進入路がある奥まった家では滅多と人にお目にかからない。
そそくさと、その場の撤収を決めた捜索隊はあきらめず(いや懲りず)に果敢にも次々と脇道を攻略する。
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かなりハードなガレ具合&急坂、2サイクル単発のパンチ力を如何なく発揮し、猛ダッシュ!激戦の末にこれを攻略するかに見えた。
なむさん!最後は道幅が半分に、しかも、崩れた土石で埋まり道が無い。どうする?
Uターン不可能なので、エンジンを止め、ただひたすらバック、バック(・Θ・
アセアセ
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オートバイって前に押すのは多少の坂でもなんとかなるが、バックは小石ひとつ踏んでも動かなくなるのね(^^;
なんとか、広いところで切り返し、体制を整える。
ほうほうのていで引き返して来ましたが、またまた脇道。
よせばいいのに本能というものである。何故か突入。
山の頂上へ続くものと思われるが、林道というより廃道に近い。
道はそこそこ幅はあるが、路面は当然見えない。
雑草というより、小さな木まで生えてきている。
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崩れてきた石がゴロゴロ転がってあるが、雑草で隠されている。
あらゆる、地雷がここには仕掛けられている。
あきらかに、国際法違反だ!
倒木があるも、かなり古いみたいで、そのまま踏んで突き進んだ。
くもの巣がひどく、ヘルメットの庇から蜘蛛が垂れてきたり|||||(; ̄∇ ̄)|||||ゾォー
背中が痒いような気がする・・・
しかし、山の中の蜘蛛の巣は家の蜘蛛の巣と比べて、丈夫である。
粘着力もさることながら、強度もかなりあるように見受けられる。
ヘルメットやジャケットに着いた糸が、簡単に切れないのだ。
これで、繊維を織ると丈夫なジャケットになりそうな気もする。
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でもって、メーターやバックミラーも、この強力な蜘蛛の巣が張ってある。
数匹のスパイダーを捕虜として捕獲(イランッ!)
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ジュネーブ条約を批准している当部隊は寛大にも、敵方の特殊工作隊(蜘蛛のことね)を無条件で解放した。
もっと奥に行けないことは無いが、草の丈が大きくなってきたことと、これ以上のダメージを受けるわけにはいかない。
支援部隊がくる予定もないので今回は偵察のみ、侵攻作戦は次回に繰り越す。
本日作戦終了、多大なる成果を上げる。退却!
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今回は廃道の蜘蛛の巣の掃除をたくさんして帰った。
良いことをしたあとは気もちいなぁ。
家に帰っても、身体中を虫が張っているような( ̄_ ̄ i)タラー
もちろん、ステッカーが剥がれるのを覚悟でケルヒャーで洗車したのは言うまでもない。