Riders of Caribbean (第1話:呪われた名水)

キャスト



GWEC・・・いったい何のことだ?(━_━)ゝウーム

旗艦ブラックマンズワーフ(BMWね)号の船長(キャプテンainoue)は頭を抱えていた。

HRT艦隊を率いて1年になるが、その彼でさえ、まだまだ解明されてない謎が、この世界にはたくさん残っているようだ。

だが、この謎が解けないことには、今回の航海は最初の目的地さえ見出すことが出来ない。

彼は禁断の魔術師より手に入れた北を指さないGoogle earth、紀元前より代々彼の家に伝わるTouring末法等、あらゆる道具を酷使して、山中の秘密基地に引きこもることおよそ1ヶ月、遂に謎を解き明かしたようである。

「全クルーに告ぐ。大陸の東にある広大な国でオリンピックが開催される年の一番最初に四で割れる月の三回目の安息日に、UDONの国にある、竜の道の上に朝日が昇る反対の方向にある、オアシスにて終結せよ!時間は三回目に鶏が鳴く刻だ!」

わけのわからん指令だが、意外にも定刻どおり、他の3名のクルーが集まった場所で、今回のAdventureの概要が明らかにされた。

「今日の目標は手ごわい。街の中に巧みに散りばめられていて、容易には見つけられないであろう。だが、幸いにも、ここに、いにしえより伝わる秘密の隠し場所を示した地図を集約した地図を手に入れることができた。キーワードは『うちぬき』である。どこで曲がるか、どこで止まるか簡単には予想がつかない。よってセッションⅠでは機動力が要求される。心してかかれ!」

「おー!」(`◇´*)ノ"オー!!

機関長(くうさんね)は今回の最初のセッションを予測していたかのように、本来超大型高速艦船で参加するはずだったのが、機動力に優れる駆逐艦に変わっていた。

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彼はセッションⅠに総てを賭けているようだ。

しかし、quu機関長、それでいいのか?

セッションⅠの後、我々は遥かなる旅に出ることになるのだぞ!




予想通り、GWECは難航していた。

ここで、GWECとは何のことか?

どうしても知りたければ、説明しよう・・・


納得の行く回答がキャプテンによって、されるはずだ。

勿論、単に「名水」の探索ではない。

我々はこのミッションを通じて、名水の定義、名水の構造、名水の在り方など、ありとあらゆる謎を解明しなければならない。

ただのお遊びと思ったら大間違いなのだ!

quu航海士(いつから、機関長から航海士に?)によれば、すでに目標を2個見逃してしまった。

しかし、心配することはない。

ここ西条市には両手に余るたくさんの数の「うちぬき」が存在するのだ。

西条逓信局を通り過ぎて、突然にキャプテンainoueの搭乗する旗艦ブラックマンズワーフ号が急減速、停止した。

他の艦船も続いてスクリュー逆転、急停止、機動力に優れるquu駆逐艦が偵察に出る。

まもなく、目標発見の吉報が艦隊に届けられた。

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「やはり、このような大通りに堂々と!」( ̄〇 ̄;

「これでは、発見は不可能に近い」・・・なぜだ、道端に有るのに?

ポンプを使ってないと聞き及ぶが、噴水のごとく溢れ、何処かへと流れ出てしまっている。( ̄д ̄;
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勿体無い、誰もスイッチを切ることは許されないのか?

味はどうだ?

これが、あの人々を惑わせると言う名水という奴なのか?(誰が惑わされるというのだ?)

無味無臭?

味がないのに美味しい水と表現するのか?

謎は深まるばかりだ。

次の隠し場所を早く発見せねば(誰も隠してはないし、隠れても居ない)

西条師範学校が目印なのか、否か?

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大きなお堀に古式豊かな味わいのある門扉。

quu航海長がその美しさに心奪われている隙に、艦隊は分断されてしまった!

しまった!この美しき門には呪いが隠されていたのだ!

quu航海士、chicken機関士(quu機関長に頼み込んで譲ってもらった)、二艇で先行する艦隊の捜索を開始するが、見失ってからの時間が経過しすぎていた。

次の目標を想定するも、数が多すぎる。

ここは原点に戻ろう。

再び、西条師範学校にて待つことにしよう。彼らはきっと現れる。。。はずだ。

予想どおり、例の門に続く橋の上に2艇は停泊していた。

が、どうした?誰も乗っていないぞ!

まだ呪いは解けていなかったのか?

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彼らはなんと桜の美しさに心を奪われ、囚われの身となっていたのだ。

呪縛を解くための呪文は何だ?

「キャプテンainoue、kento甲板長、さっき「打ち抜き広場」って看板がありましたよ。」

「そうですか、この近くですね。もう一度地図を確認しましょう。」

意外と簡単に呪縛は解けた(爆)

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「打ち抜き広場」は僅か1海里もないところに、ひっそりと存在していた。

街中であるにかかわらず、ここだけ騒音から開放されている。

異種異次元の空間に淡々と昔も今も名水を沸き出しているのであろう。

公園にはトイレがあり、休息をとるには適している。

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が、この水洗トイレは名水で流しているのだろうか?

手洗いの水は?

「同じ味のようです。」

流石kento甲板長、手洗いの水を評価している(飲んだのか?)

ゆっくりしてはいられない、昼までに、あと、2箇所探さなければならない。

時間は有るのか?

確か次の目標は海中に沈んでしまった「幻の打ち抜き」の捜索だ。

潜水具は誰も持ってきていない。

どうするのか?

が、その昔、海中に沈んだと伝えられていた「弘法水」は奇跡的に海面より1メートルの位置まで浮上していた(うそ^^;)

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地図上の位置からその発見が最も容易と思われていた「観音水水源」は道がなくなっている?

我々の動きは事前に察知されていて、永遠に封印されてしまったようだ(まさか)

残念だが、第一セッションはこれで終わらなければならない。

グズグズするな!風向きが南西にシフトしたぞ!

アゲンストの風を受けて、全艦隊、次のセッションに移るのだ。

第2話に続く・・・

つい出来心で妄想に走ってしまったこと深くお詫び申し上げます。