テレレバー

BMWの独特のサスペンションというのは、もう今更のお話なんですが。
「テレレー」なんですね。長い間「テレレー」と思っていました(^^

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 先日、短距離ツーの帰りにセルフのガソリンスタンドによった時のことです。(ツーリングの終わりには、いつも満タンにするように心がけております)
 給油機の横まで勢いよく走って行き、ブレーキを強めに掛けて停まりましたが、何故か足つきが悪い。
元々カカトが着くわけじゃないですが、両足つま先ツンツンてことはないはずなんですが。
 左手をハンドルから離して、キーを回してエンジンを止める。
右手のブレーキを緩めた途端、「スーッ」と車体が下がっていきました。
 なんか変。普通こうでしたっけ?

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 昔々、シトロエンGS(フランス製のクルマ)に乗っていたときも、同じようなことがありました。
水平対向空冷エンジン1100ccのエンジンで1t近いボディを引っ張るが、エンジンが苦しそうな音を出さないので、急な登り坂以外は割と小気味よく走ります。
昭和46年式ですが四輪ディスクブレーキ(当時はフェアレディZでさえも前輪のみ)

 ハイドロニューマチックサスペンションとかいって、ロールスロイスとかベンツの上級車にしか採用されていないシステムを大衆車に搭載している。
 スタビラーザーとかがなくて、トションバーのサスは油圧のみで支えられ、エンジンを停止し油圧ポンプが止まったら車体が下がり、地面に接触している。
 空冷エンジンはオイルの消耗が激しく、 タワーパーキングでは順番が来て乗り込んでも、冬なんかはエンジンをかけた途端、マフラーから煙がモクモク(どこかのオートバイみたい)
 しかも、オイルが回って車高が回復するまで動かせない。
したがって、ひんしゅくモンです。

 スピードメーターは回転式、タコメーターはグラフのような左から右に針が移動するタイプ(うまく説明できない)
 ハンドルは1本スポークで、僅かに楕円系である。(直進安定性のためらしい)
ウィンカーは左側で、自動で戻らないのは欧州車に共通なのかな。
 イグニッションキーはセルを回してエンジンがかからなかった場合、一旦ACCまで戻さないと再び回せない。(ここはうまく出来ていると思う)
ほかにも、たくさん変わったところや、うまく出来てるなぁと感心できるところがあるのですが、長くなりすぎるので。

  余計な話をダラダラとしてしまいましたが、本題はそのハイドロニューマチックサスペンションというのは、ブレーキとも連動しています。
荷物を積もうが道が傾いていようが車体を常に水平に保ち、ブレーキをかけても、ノーズダイブしないし(これも、どこやらのモーターサイクルと同じ)直線はフワフワ、コーナーはガッシリ。峠では当時の、イヤそれより5,6年先の国産スポーティセダンにも安定性では負けない。(パワーでは全然かなわない・・・これも・・・おなじ)

 また、ブレーキはサスの油圧で掛けるため、パワーブレーキとなっており、なれてないと普通にべダルに足を乗せただけで急ブレーキになる。(これも、どこかのバイクと同じですね)
 しかも、ブレーキべダルには遊びは全くありません。

 この、素晴らしい?ブレーキシステムは面白いクセがありまして、やはり、スタンドに入って停まったときブレーキを踏んだままにしておくと、車体が浮き上がったままとなり、ペダルを緩めると「スーッ」と落ちてゆく。
 スタンドのおにいさん達が驚いていましたね。

と、長々と続きましたが、昔のシトロエンを思い出して、懐かしくなったわけでありました。

以上でおわりですが、それがなにか( ̄^ ̄)

BMWの尻上がりはシャフトドライブか、前後ブレーキが連動しているのが原因かもしれません。