陀羅尼助

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インターネット通販で「陀羅尼助」を買いました。
知る人ぞ知る伝統的な胃腸薬ですが、何処の薬局でも売っていません。
何故、これを知ったかといえば、大阪に住んでいた時の事ですが、嘔吐(ウィルスであったり二日酔いや神経性)に悩まされていて、水さえ飲めなくなり体重が減って点滴をしないといけない状態になることが度々ありました。
普通の胃腸薬など飲むと目がぐるぐる回って倒れてしまうほどで、当然会社は2,3日、ひどければ1週間ほど休まないといけない状態でした。
 ある日、奈良の中学校に通っている長男が吉野へ遠足(女人禁制の山)に行った時のお土産でこれを買ってきてくれていました。
 家内が飲んでみたらというので、もともと全然期待せずに飲んだわけですが、数時間後あれほど苦しんでいたのが嘘のように回復しました。
即効性は無いのですが、知らぬ間に治っている。
胃腸薬が効かない二日酔いには特に有効です。
ただし、無茶苦茶苦いです。

能書き1
「陀羅尼助」は大和の伝統薬で、今から1300年前に「役の行者(えんのぎょうじゃ)」に始まるといわれる妙薬です。

能書き2
「陀羅尼助」は黄檗オウバク)を主成分とする和漢胃腸薬です。
 もとはドロドロに煮たオウバクのエキスを竹の皮にのばした「板状」のもので、ちぎるか、はさみで切って一片を服用するという薬でした。当麻寺中之坊では現在でも「板状」のものを置いていますが、普通、「陀羅尼助」というと「丸薬」のものが主流となっています。こまかいツブツブになっていて一回30粒服用していただくようになっています。

能書き3
「陀羅尼(ダラニ)」はインドの昔の言葉「梵語」で、仏さまにお唱えする祈りの言葉、つまり「真言(しんごん)」のことをいいます。お経とは仏さまの教えを説いたものですが、真言とは精神統一して御仏を祈る為の呪文のようなものです。「オン」や「ノウマク」で始まる梵語の陀羅尼がほとんどですが、「南無大師遍照金剛」や「南無阿弥陀仏」なども真言の一種といえます。
 當麻寺中之坊に伝わる「陀羅尼助」の製法には、薬草を釜で煮詰める際に、導師が「陀羅尼」をお唱えするのです。薬が良く効くように祈るわけです。この陀羅尼による「祈り」の力を封じ込めた薬なので「陀羅尼助」と呼ぶわけです。

だそうです。
粒状の玉は成人一回30錠で袋に30錠入っているものと、瓶に入っているものを専用のスプーンですくって飲むのがあります。
板状はハサミで切って飲むみたいで下痢にも効くそうですが、1日3回までの服用とありました。

インターネットで注文画面に必要事項を入れて送るのですが、送受信の完了を示すものが何も無くてチョット焦りましたが、支払方法が着払いオンリーだったので、1週間ぐらいは放っておこうと思ってました。
が、翌日に配達されて来ました(笑)
注文した後で調べてみると、奈良の當麻町にある大きなお寺さんのHPだったようです。
普通確認のメールとかあると思うんですが、それで納得してしまいました。

この薬はお勧めです。
ただし、後で喉が渇くのと便秘気味になることはあります。

逃げ口上を書くのを忘れていました。(笑)
一応、効能には個人差があると思われ、また、服用方法によっては症状が悪化という可能性もないことはないと思います。
ご利用には個人の判断と責任にて、慎重にお考えの程を。
また、私はメーカー、販売店等から一切の依頼、金品の授受を受けておりませんので念のため<(_ _)>